2017年12月02日

熊出没!

さて、3日ぶりに自由の家の前を通って見ると、
なんと、新展開が・・!
石は相変わらずそのままだけど、床机の中央にズッシリと
鮭をくわえた木彫りの熊が置かれていた。

bear.gif

出た!キングオブ勢いで買ったけどそのうち邪魔になる物件・・・。
とはいえ周りに無造作に配置された石と相まって、
まるで石狩川に出現したヒグマをジオラマで展開したかのようだ。
う〜む、そうきたか。所詮ボク達通行人は、家主さんの手のひらの上で
踊らされてるだけなのかもしれない。

・・ま、持って帰るかといえば、持って帰らないけど・・。



posted by 辻井タカヒロ at 23:50| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月29日

すぐそこにある自由

職場の近くに「ご自由にお持ち帰りください」という張り紙を
出してる家がある。軒下に床机が出してあって、そこに家主が
いらなくなった日用品をあれこれ置いている。
捨てるのも忍びないし、かといって売るほどのもんでも
無いし・・まあ置いといたら適当に誰か持って帰るだろう
という、道を歩いてると時々見かける光景ではある。

その家の前を自転車で通って、最初に気づいたのが今年の7月
ぐらいだった。品物は食器とかコップの類が多かったように思う。
薄汚れた大皿とか、結婚式の引き出物の食器セットのいらんやつなど
に混じって、かなりボロボロの小さい段ボール箱を見つけた。
中をよく見てみると森永ホモ牛乳のキャラクターがプリントされた
コップが6個入っていた。おそらく昭和40年代ぐらいのノベルティ
なんじゃなかろうか、絵も可愛いし、レア感もある。これはミッケもんだ。
迷わず持って帰ることにした。まあしかし相当汚かった。箱にシミとか
変な虫が湧いてた。家帰って箱は速攻で捨てて、コップはキッチン
泡ハイターで念入りに消毒した。

cup.gif

また家に余計なモン持って帰ってきて、ヨメさんに怒られるかと思ったけど、
絵が可愛かったのでこれは快く受け入れてくれた。
そうやって事あるごとに各地で自由に皿やらコップやら持ち帰ったり
しているうち、気がついたら自分の家にある食器は大半がそういうものか、
ヤマザキパン祭りでもらった白い皿ばっかりになってしまった。

さて、これに味をしめて、その後もちょくちょく、自由な家の前を
自転車で通ることにしてみた。そうすると少しずつ品物が補充されて
いるのがわかった。小さい鉄琴のような楽器もあった。
卓球のラケットもあった。謡曲の本もあった。変な置物もあった。
でも一番すごかったのは家庭で綿菓子が作れるキット(未使用品)
だった。アカちゃんのお土産によっぽど持って帰ろうかと思ったんだが、
あまりにデカ過ぎて、カゴも何もないクロスバイク自転車では無理だ。
(カゴあっても無理だったかも)
家までの距離も相当あるし・・それで泣く泣く諦めた。
次の日前を通ったら、もうなくなってた。
まあでもよくよく考えてみたら、アカちゃんって綿菓子そんなに
好きじゃなかったな・・。

その綿菓子機を頂点として、バブルは徐々に崩壊。さらなるブツを期待して
2日と空けず前を通っていたんだが、めぼしいモノは見られなくなっていった。

その後ボクが自由に持ち帰ったものといえば、どんぶり鉢2個。
京都近鉄百貨店が平成12年の改装の際に記念に配った
「メモリアルポストカードセット」。これは京都駅前近鉄
(現ヨドバシカメラ)がまだ丸物だった頃の建物全景や、その
前身の京都物産館時代の全景写真などのポストカードが8枚封入
されていて、資料的に面白かったのでもらってきた。
次に、アメリカ製ロケット鉛筆半ダース。
これはパッケージが可愛かったからもらってきた。
自分では使わんけど、ロケット鉛筆を知らないアカちゃんのお土産に。
おっさん世代はもちろんご存知ですよね?
お尻から順繰り順繰り鉛筆の芯を押し出していくというやつ。
その昔結構流行ったけど、最近見んようになりましたな。
まあ削らんでもいいのが利点ではあるけど、エコじゃないわな。

このように、もらって帰るものも最初の森永のコップと比べると徐々に
ショボくなってきた。実際置いてあるものも、食器類はもはや
消え去って、なんだかよくわからない履き古した草履。布切れ。
薄汚れた額縁。といったようなものになってきていた。
明らかにネタ切れ感があるんだけど。オイコラァ、もっとええもん出せ!
まだなんか隠しとるやろ!などと文句を言える立場では当然ない。
家主さんはおそらく、おじいちゃんおばあちゃんでしょうし。
そりゃ仕入れしてるわけでもなし、ショボくなって当たり前。

そして最近では、
とうとう石が並べられるようになってしまった。
一応空き瓶とかもあったけど、メインはなんの変哲もない石。
結構デカい石からそこらへんにあるような小石まで。
まあデカいのは漬物石にでもしてくれってことなんだろうな。
小石はなんだ?文鎮か?
いやー。いらんわー。石いらんわー。

free.gif

石以降の展開は今の所見られない。やはり石を持って帰る
人など誰もいないようだ。未だに2日と空けずに前を通ってるが、
膠着状態が続いている。まさかこの石を持っていく人がいない限り、
次の品物は置かぬということなんだろうか。もはや家主との消耗戦に
突入の様相。てことはボクが持って帰るしかないのか?石を。
いやいやいや、重いわー。ウチで漬け物作るっていっても
せいぜいエバラ浅漬けの素だ。石よりもむしろビニール袋が欲しい。

まあいずれにせよ、もう十分楽しませてもらいました。
さすがにこれで打ち止めだろうな・・という気はするけど、
まだしばらくはときどき前を通過してみたいと思います。
家主の方、自由をありがとうございました。
いただいたものはそれなりに有効に使わせてもらってます。





posted by 辻井タカヒロ at 22:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

あの広告の人

配送の仕事で西洞院通の四条〜塩小路を毎日車で通る。
西洞院の六条を少し下がったところに、京都では知らない
人はいないだろう、かの有名な目川探偵事務所がある。
いや、あるにはあるんだが、今は看板などはすべて取り外され、
目川さんとそのご家族の名前が記された表札が掲げられているだけだ。
年季の入った町家の一階の通りに面した窓ガラスには、
辛うじて「目川探偵」と太いゴシック体でサインシートが貼られて
いた形跡が確認出来る。まー、もうやってないんやろうな・・。
目川探偵は自分が小学生の頃にはすでに、あの広告で見られた
ような頭部の明るいおじさんだったわけだから、現在は相当なご高齢
だろうし、探偵業はすでに引退されたのかもしれない。

昔(30年以上前)はよく新聞に目川探偵の広告が出ていると、
嬉しがって切り抜いていた。なんかね、別に集めてどうするわけでも
ないんだけど、それぞれ並べてみると、一見同じに見える
おじさんの顔写真が広告によって微妙に違ったりするんだ。
とにかく一度見たら忘れられない独特のテイストがあった。

mekawa.gif 
それにしても当時からよく言われていたのは、
探偵なのにあんな露骨に顔出しして大丈夫なんか?
張り込みとかしてたら近所の子供らに「あ!目川探偵や!!」
とかいちいち声かけられて仕事にならないのでは!?という疑問だ。
それに対して、実はあの頭部の明るいおじさんは全くの別人で、
本当の目川探偵はフサフサなのだ。あの写真を人々の記憶に
刷り込むことによってカモフラージュしてるんだ。
という説もあった・・かどうかは知らないけど。
真相は実際に探偵を依頼した人のみぞ知る、というところだろうか。

普段の生活で、西洞院の六条に全く行く用事がないので、
配送バイトをしていなければ、目川探偵のこと、
ましてや広告の新聞切り抜きしていたことなんて思い出すことは
なかっただろうな。
今では目川探偵事務所の前を通るたび、30年の時を超え、
あのハゲ(あ、言ってもた・・)、いや、あの頭部の明るい広告を
思い出すことが日々のルーティーンとなっている。一日一目川だ。
そんなことをしてるうちに今年も終わっていく・・。



posted by 辻井タカヒロ at 17:45| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする