持ち物を整理している。それでもう使わなくなった
参考書やら、ノートやらを部屋の真ん中にドサっと
置いて、「これ全部いらんから、処分しといて」
と頼まれた。見てみるとその中に、専用ファイルに
入ったアイカツカードがあるではないか。
アイカツカード・・あれほど必死になって集めて
たのに・・要りませんか。まあ当然か・・・。
むしろ中学まで持ってたっていうのは長い方かも
しれんな。
「いやーでも、持っといてもええんちゃう?
そこまで場所取るもんでもないし。お父さんも
子供の時集めてた仮面ライダーカードとかプロ野球
カードとか全部捨てたけど、持っといたらよかった
なーって思うで」
「当時はヤフオクもメルカリも何もなかったから、
そもそもそういう発想はなかったけど、気付いてから
では遅いで」
「まあアイカツカードも30年ぐらい寝かしたら、
それなりに値打ち出るんちゃう?」
と、しつこく持っとくことを勧めてみたんだが、
「嫌や!30年も寝かすの。そんなん言うん
やったらお父さんが持っといたらええやん!」
と本人の意思は頑なだ。ある意味正常に成長
してくれた証とも言える。異常なのはこちらの方だ。
そういうわけでアイカツカードはボクが寝かす
ことになってしました。
80過ぎるまで持っとかなあきません。嗚呼・・

北村匠海です。
アイカツよりもトンカツをよろしくお願いします。